創作のための映画と読書まとめ

当ブログは「良き創作は良き鑑賞から」をモットーに、鑑賞した映画と本についてまとめておく目的で設立されました。同志よ集え!

【防災】震災時の死亡・負傷原因の1位は? 生き延びるため、当たり前に知っておくべき情報

 

「防災人づくり塾」に行ってきました。

学ぶことは多かったですが、中でも、早急にやっておいたほうがいいと思ったのが、住居の震災対策です。

 

阪神淡路大震災における死亡原因の73パーセントは、建物の倒壊や家具の転倒など。

 

負傷原因のトップは家具等の転倒・落下です。 

建物が崩壊せず生き残れたとしても、負傷すればそのあとの火災や津波から逃げ遅れる可能性があります。

 

これらの対策をしているかいないかで、震災の際の生存率が大きく変わるのです。

 

では、建物自体と、その内部の対策について見ていきましょう。

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物について

 

基本情報

1982年(昭和56年)に建築基準法施行令大改正が行われた。

これ以降に作られた建物は新耐震規定を基準としていて、それ以前は旧耐震規定による。

2000年(平成12年)にも建築基準法施行令改正が行われている。

 

昭和56年以降とそれ以前の建物では、被害状況が歴然として違います。

 

阪神・淡路大震災の際、s56以前は60パーセントの建物が倒壊・崩壊または大破・中破しているのに対し、s57以降は20パーセントほど。

 

さらに、平成12年には木造建築の耐震基準が強化され、熊本地震における建築被害のデータにその差がはっきり出ています。

 

単純に、新しいほうが老朽化していないという側面もあるでしょう。

定期的なメンテナンスも必要です。

 

まずは住居の耐震化。これが大事です。

 

 

対策について

 

改修をする場合、国や市町村から補助金が出ます。

 

まずは、市町村の耐震相談窓口に相談しましょう。

 

耐震ベッドや耐震シェルターといったものの設置支援も行われています。

圧倒的に頑丈になります。

 

改修プランの提案も行われています。

 

空き家バンクに登録するなど、これから利用する予定である建物についても、補助が出ます。 

 

とにかく、まずは連絡することです。各自治体のホームページを調べましょう。

 

 

 

物内部について

 

基本情報

 

せっかく建物が無事でも、家具等の転倒に下敷きになるケースがあります。

 

動画で見たんですけど、大きなタンスが、寝てるところへ倒れてくるのです。ぞっとしますね。

 

寝ているときに、それを支えたり、よけたりするのは無理です。

 

よく机の下に隠れろ、って言われていますけれど、それさえままならない揺れの場合もあります。

 

冒頭でも述べたように、阪神淡路大震災における死亡原因の73パーセントは、建物の倒壊や家具の転倒など。

 

だから、家具等の固定はしましょう

 

見栄えが悪くなる? 命と見栄え、どちらが大事か考えてください。

 

対策について

1日の3分の1は布団の中で過ごしています。まずは寝室から点検しましょう。

 

・2階で寝るのが望ましい。

1階は層破壊で潰れる恐れがある。

 

・寝室には家具をなるべく置かない。

置く場合は、固定する・倒れる方向を考える・ドアを塞がないように配置する必要があります。

 

・避難用のスリッパや靴を置いておく。

飛散した物の上を歩く際に、足を保護する必要があります。なるべく靴にしましょう。

 

家具の固定には、 L 型金具や突っ張り棒などを使いましょう。

 

観音開きの扉には、飛び出して来ないようにしましょう。

 

ガラスには飛散防止フィルムを貼るようにしましょう。

飛散したガラスを踏んでから逃げるのは辛いでしょう。

 

これらの設置の仕方には工夫が必要なものもあるので、詳しく調べてから行うようにしましょう。

特に、L型金具は、桟のある部分に止めないと効果がありません。

突っ張り棒は、下にスットパーを入れて角度をつけたほうがいいです。

突っ張り棒だけだと、棒がはじけ飛んでしまいます。

 

取り付けが困難な方は、家具固定事業などのサービスを利用してください。

 

 

以上。

「防災人づくり塾」では、他にも為になることはあったのですが、

早急に行うべきは住居の耐震化家具等の固定ではないかな、と思いました。

震災の際には、これらの対策をしているかいないかで、生存確率が大きく変わると感じました。

 

かく言う私の寝室は全然片付いてないんですけどね。

本が山積みになっています。地震が来たら雪崩が起きます。

 

一気にやろうと思うといつまでもやらないし、しんどいので、少しずつやるのが大事ですね。