創作のための映画と読書まとめ

当ブログは「良き創作は良き鑑賞から」をモットーに、鑑賞した映画と本についてまとめておく目的で設立されました。同志よ集え!

【積読紹介】今日も本を積んだ。『神話学入門』『天災と日本人』『文藝別冊 手塚治虫』

今日はお目当ての本がありまして、本屋に行きました。地方在住なので、発売予定日から少しずらして行かないと、置いていません。もし置いてなければ、何度も足を運ぶ羽目になり、そのたびに目についた本を買ってしまう危険もあります。が、今日は置いてありまして、助かりました。

 

それが、松村一男『神話学入門』(講談社学術文庫)です。Twitterを見ると、この本の紹介に、いいねとリツイートが集中していて、皆さん神話が好きなんだなあと思いました。

 

私自身、厨二病に罹っていたときには、色んな神や幻獣の紹介本を読んだりしました。その延長ですかね。皆さんも、そういう感じできてるんですかね。私だけ? 今絶賛発症中の中高生が、こんな学術書を買っているのだとしたら、将来有望すぎるなあ。結局、「好き」が最高のモチベになりますからね。突き進むべきです。

 

帯には、

「マハーバーラタ」「オイディプス」「アラビアン・ナイト」「フィネガンズ・ウェイク」……をフレイザ ー、デュメジル、レヴィ=ストロースらが読み解く!

と書いています。

 

半分くらい、何言ってるのか、分かりません。色んな意味でドキドキしますね。

 

原本は1999年に出版されているらしいです。

 

『神話学入門』の横辺りに、寺田寅彦『天災と日本人』(角川ソフィア文庫)が置いてあって、買いました。

 

最近あった某シンポジウムで、文系理系を分けることの意義について疑問が呈されていました。今の教育では、漢文で書かれた医学書が読めないんじゃないのか、と。そういう現状を踏まえれば、自然科学と人文学を股にかけた寺田寅彦という存在は稀有で、面白そうだなあと思っていて、その随筆が本体価格476円と安かったので買ってみました。

 

買ってから、岩波の寺田寅彦随筆集を買った記憶がふわふわと出てきました。積読の弊害です。

 

全く同じ本を買ったことは、漫画でしかないですけどね。漫画ならあるんかい、って感じですけど。ちなみに、

その漫画は、二冊買ったことに萎えて、全巻売ってしまいました。

 

最後は、河出書房新社の文藝別冊シリーズの『手塚治虫』を買いました。他に筒井康隆とか、芥川龍之介とかもあって、色々買ってみたかったんですが、結構高かったので保留。芥川のやつには、伊坂幸太郎や朝霧カフカのエッセイが載っていて、立ち読みした感じでは、すごく良かったですね。

 

目次を見ると、様々な人のエッセイや対談、手塚治虫へのインタビューも載っていて、充実した内容に見える。

 

永井豪×呉智栄×大塚英志の鼎談なんかは、目玉なんじゃないですか?

 

よく見たら、富野由悠季や寺沢武一の名前も見えますね。

 

良かったら、他の文藝別冊も買ってみたいと思います。

 

ただ、雑誌系のやつって、内容がごっちゃりしていて読み切るの大変なんですよね。たぶん全部は読まないでしょう。。。