『死ぬまでに観たい映画 1001本』を死ぬまでに全部観て、まとめる。
あなたの家にある本の中で、一番重い本は何ですか?
うちのはこれです。
重い・でかい・厚いの三拍子がそろってます。
片手で持つことができ、人の頭に向けて振り下ろすのにちょうど良さそうな重さ。
この本には、映画が1001作掲載されています。
1001作という圧倒的ボリュームと、その物理的重量で、映画史の重みを教えてくれるのが本著です。
そして、この鈍器のような本でぶん殴られたような衝撃を与える言葉が、この本の前書きにありました。
本書に掲載された作品はこの広大な映画という海ではわずか一滴の水でしかない。
嘆息するしかないですね。
というわけで、私は本ブログにおいて、
『死ぬまでに観たい映画 1001本』全作を鑑賞したうえで、
感想をすべて記事にまとめる
という目標を掲げてやっていくことにしました。
この本を知ったきっかけ
常日頃から参考になる情報を発信されている読書猿さん(@kurubusi_rm)のツイートでこの本を知りました
書籍だとたくさんありますが、何か一冊挙げるとすると『死ぬまでに観たい映画1001本』でしょうか。#マシュマロを投げ合おうhttps://t.co/lFQLu8QvFo pic.twitter.com/n52MgxVlEs
— 読書猿『問題解決大全』4刷、『アイデア大全』9刷 (@kurubushi_rm) href="https://twitter.com/kurubushi_rm/status/1033529759030898688?ref_src=twsrc%5Etfw">August 26, 2018
私はこの手のパッケージされたコンテンツが好きでして。
なぜなら、なにかを選ぶ時間を省略できるからです。
「これは面白いのかな?」と、わざわざ調べなくて済みます。
本書に載っているのは、様々な映画ランキングに複数回載っているかどうか、を選定基準にしているので、
「本当に名作なのか?」ということに心配しなくてもよくなる、と思っています。
映画という無限の領域の、上澄みをすくってくれているわけですから。
全部見終わったときの達成感はすごいでしょうね。
1001作品を見る意味
1001作品を見ることには、3つの意味 があると考えています。
1 大量のインプット
この中には古い作品も多数載っています。
一番古いので1903年です。
今更、古典を見ることに何の価値があるのか、と思われる方もいるかもしれません。
しかし、作品とは、先んじた作品群の堆積により生み出されるものです。
古典とは、新たなる作品を生み出す土壌であり、肥料なのです。
大量のインプットが、豊かな土壌を完成させてくれるはずです。
↓大量のインプットについて、参考記事はコチラ
2 普遍的魅力の発見
古典となるには、時の試練に耐える必要があります。
時の試練を超えた古典たちには、人間が面白いと思う、普遍的な何かがあるはずです。
面白さとは何か? その答えが見つけられれば、と考えています。
3 ひとつ上の「映画好き」になる
「本書に掲載された作品はこの広大な映画という海ではわずか一滴の水でしかない。」
当たり前のことなんだけれど、途方もない領域が存在する。
しかも、今なお広がり続けている、宇宙のようなものである。
この中に私の大好きな劇場版クレヨンしんちゃんの作品はひとつもない。
ジブリ作品も千と千尋の神隠しと火垂るの墓だけです。
2013年以降の映画も載っていない。
『最強のふたり』が、私の最も好きな映画なんですけれど、これも載っていない。
1001作見ても、まだ深淵をすこし撫でただけかもしれません。
しかし、目標もなく鑑賞していては、映画という深淵をただ眺めているだけである。
せっかくブログにアウトプットしていくのだから、
もう一つ上のステージに立った映画好きになれたらいいな、と考えています。
今後の方針
どのくらいのペースで観ていけるかも、どのような形でアウトプットしていけばいいかも、まだ定まっていません。
できれば、各作品を換骨奪胎したものをリスト化して、網羅的な辞書的なものがつくれたらいいな、と考えています。
途方もない計画……いや、計画ですらない、思い付き。
どれくらい時間がかかるのだろう。
とりあえず一度見たことのある作品か、新しい作品から、少しずつ時代をさかのぼっていきたいと思います。
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