【感想】大槻ケンヂ『サブカルで食う』 就職したくない?じゃあとりあえずこの本読もうか
皆さん就職したいですか?
私はしたくありません。働かずに飯が食いたい。
「好きなことで生きていく」というのは有名なキャッチコピーですが、
「それができたら苦労しませーん」と怒気を強めながら思うのが、当然の流れ、この世の摂理。
御託はいいから、その方法を教えなさいと。私はそう言いたい。
そして、この『サブカルで食う』のサブタイトルには
「就職せず好きなことだけやって生きていく方法」
と書いてあります。
なに?教えてくれるの?これで就職しなくて済むんだやったー!
と、単純で阿呆な私はすぐさま飛びつきました。
阿呆じゃないみなさんも、とりあえず、飛びついた体でお願いします。
本作の概要
それで、本作の内容に移りたいと思うんですけど、オーケンこと大槻ケンヂ氏の自伝が内容の大半を占めていて、肝心の「就職せず好きなことだけやって生きていく方法」について、
具体的なことはほとんど、書いてません。
なんなら「サブカルやりたい」ってやつから搾取したい!って言っちゃってますからね。確信犯です。釣りタイトルです。
こんな名前の本読んでる時点でだめって言っちゃってますからね。その通りだと思います。やばいです。
だって就職したくないんだもん。仕方ないじゃないか。
200ページもない本なので、ほんの2時間くらいで読めます。
私は眠れないアルとつぶやきながら朝の5時に読み終えました。
ぶっちゃけ内容薄いです。
オーケンの自伝が読みたい!というなら別ですが、「サブカルで食う」ために読んでも得られるものは少ない。
オーケンは「何もできないから」サブカルマンになったって言ってますけど、時代が違いますから、参考にはならないかと思います。
それでも「サブカルで食う」ために必要だと思うことについて大事なことが何点か挙げられているので、簡単にまとめて紹介したいと思います。
詳しくは買って読んでください。私と一緒に搾取されましょう。搾取を恐れてはいけません。
本作から学ぶべき教訓
サブカルで食うための必要条件は3つ「才能・運・継続」
16ページにて本作の山場が来ました。
才能と運に関しては、現時点で触りようがありません。才能があるかどうかなんてわからないし、運も同様。
ただ、継続だけは、単なる努力です。
単なる努力が一番きついじゃん、と思うかもしれませんが、「好きなことで生きていく」は「楽して生きる」とは全く別物ですから。
サブカルで食ってる人は、高等遊民とは限りません。ここを勘違いしてはいけない。
「自由に生きる」とは、「自分を律して生きねばならない」と言っています。
会社に縛られたほうが楽っちゃ楽なんですよ、実際は。
それができない人は、自らで律していかないといけない。
では、オーケンがなにを続けていたかというと、映画鑑賞です。
ひたすら見る。それを素材に換骨奪胎して表現する。
オーケンは小説を書くのにラブコメが大いに役立ったと言っています。皆さんラブコメを見ましょう。
では継続するためにどうするか。オーケンは「自分の好きなジャンルを底上げがしたい」という情熱でやってきたと言います。
「就職したくないからサブカル」じゃなくて、「自分でなんとか盛り上げたい!」じゃないといけない。
自分から湧き出るソウルが、継続するためのエンジンになるわけです。
……冒頭の私が全否定されてますね。
あとは仲間。志を同じくする仲間がいれば、継続できます。
オーケンの時代は仲間を見つけるのにも一苦労だった。今はインターネットが発達して、非常に仲間を見つけやすい。
私も仲間が欲しいので、私のブログの記事を見て趣味が似てるなーと思われた方は是非、仲間になりましょう。ツイッターやってますんで。(露骨な宣伝)
まとめをまとめると、
自分の才能を信じて情熱と仲間を持ち、継続して、運が向いてくるのを待ちましょう。
ということになります。
まあ薄い!(感嘆)
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